日本食のメリットとデメリット

日本食は、海・山からの多種多様な食材を使った旬を大切にする料理です。一般的には、江戸以前から日本に存在する料理の流れを継承するものが、日本食(料理)と定義されています。具体的には、懐石・寿司・天ぷら・うなぎ・焼き鳥・そば・うどん・丼物などが日本食として挙げられます。

日本食のメリットとデメリット

2013年12月、日本食が無形文化遺産としてユネスコに登録されました。世界でも日本食が人気であることがわかりますね。「Soy sause(しょうゆ)」「Tohu(とうふ)」 「Sushi(すし)」などが、海外でも特に人気のようです。美味しいだけでなく、健康的なところも注目されているようですね。

それでは、日本食はどれだけ健康的なのでしょうか?栄養面から見た、日本食のメリット・デメリットを挙げてみました。

【メリット】

①野菜などがバランスよく摂れる
②脂肪が少なく、低カロリー
③四季折々の豊富な食材を取り入れている

各素材には「彩り・風味・旨み・栄養価」が、最も充実している季節があり、その季節を旬といいます。日本人は「食べ頃の文化」にこだわります。また、旬の食材を損なわないように、煮炊きしたり調味料を加えたりせず、素材の持ち味だけで食べるようにしています。栄養価の高まった食材を食べることによって、健康を維持してきました。素材の持ち味だけで食べるようにしているので、余分な脂分などが付いていないので低カロリー、低脂肪です。これらの要因によって、日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低いことが分かっています。日本人女性の平均寿命は、87歳で世界第1位となっています。男女平均は84歳で、これも世界1位です。先進国では、心臓病による死亡が平均寿命を下げている原因だとみられています。日本人はこの心臓病による死亡率が低いため、長寿の一因となっていることが分かりました。

【デメリット】

①カルシウムの摂取が少ない
②塩分が高い

昔の日本食では、カルシウムを多く含んだひじきなどが使われることが多かったのですが、時間が経つにつれあまり使われなくなってきました。戦後、学校給食で牛乳が普及されたのはこのためです。

調味料が安価になってきた今では、薄めの味付では満足しきれなく、濃い味を求めるようになってきました。日本の現代人はもともと塩分の多いみそ汁などに加え、味付けの濃い食事や外食により、食塩の摂取量が非常に多くなってきています。その結果、日本人は脳卒中の発症確率が上がってきています。実際に世界60地域の調査で、食塩摂取量多ければ多いほど高血圧になり、高血圧の人が多い地域では脳卒中を発症しやすいことが明らかになっています。塩分濃度が高めな日本食を好む日本人にとって、減塩は重要な課題となっています。

昔の日本食は理想的だとされています。再び健康的な食生活を取り戻すためには、失われつつある日本食の原点をもう一度考える必要があるかもしれませんね。